『牌効率理論』
それでは前回お伝えしました様に、【牌効率理論】を進めて参りたいと思います。
牌効率理論の原則につきましては、一般的、基本的部分の網羅に努めます。基本を掴んでおく事は重要といった観点です。
まず、その対局中に発生する最大の打牌効率化を目指し、その局での点棒収支の期待値に向けて打牌選択を行っていきます。
これは他書でも言われている事ですが、
数式にすれば…
【和了確率】×【点棒収支】+【非和了時収支】
で表記する事が可能です。
さらに
牌効率理論の考え方としては多数あります。
【収支最大効率】…和了期待値を高め、最大効率化を目指す事。
【牌の組み合わせ】…手役(3色等)に点数UPの為の打牌選択。
【対子の構成優位】…場の流れによって7対子などの手牌選択。
【構成時の効力】…手作りした際の待ちの拡さ、並びに点数の高さ。
【対局者の打牌傾向】…ホンイツなど対戦相手によっての打牌選択。
【場の寄りによる手牌傾向】…捨て牌などの寄りから打牌選択。
【点棒状況による選択】…自らの点棒状況から手作りする打牌選択。
【順位による選択】…自らの順位状況から手作りする打牌選択。
具体的には、
という状態の時に、何を切るのが最も牌効率上望ましいかという事になります。
この場合において一般的な牌効率理論としては、端牌【1,2ソウ】は両面よりも引いてくる確率が1/2となる為に【5,6萬】残しがベストという考え方に基づき、【何切る問題】においてもまずこの収支最大効率牌効率理論が一般的となります。
B.
ではこの場合はどうでしょうか。
この場合、ドラが近くにありますので、
【対局者の打牌傾向】
【点棒状況による選択】
【構成時の効力】
【点棒状況による選択】
【順位による選択】
等の観点から他の選択肢となる可能性が高まります。
前述した収支最大効率を重視するのであれば、Aという選択肢となるでしょう。
収支最大効率とは和了確率最大化であり、当然受け入れの拡さを重要視していく。
【受け入れの拡さ】
例えば、この様な場面、
牌効率理論上では、端牌の2ソウ若しくは8ソウが打牌選択肢となります。
5ソウ残しにすれば、リャンメンの受け入れが拡まりそれだけ和了に近づくと捉えていきます。
然しながら、このどれかがドラ絡み、ドラ周辺牌であれば打牌は違う牌となっていくでしょう。
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